松山大駅伝部アカハラ認定 准教授が異議申し立て 防止委に反論 女性コーチも
愛媛新聞ONLINE 2020/5/16(土) 9:45配信
松山大女子駅伝部の複数の部員が昨年11月、当時監督だった男性准教授(50)からどう喝などのハラスメントを受けたと大学に申し立てた問題で、准教授は15日、アカデミックハラスメントを認定した松山大ハラスメント防止委員会に対し、事実誤認があるとして異議を申し立てた。
准教授と同様にアカハラを認定された当時の女性コーチも同日、異議を申し立てた。
准教授の申立書によると、ストップウオッチを投げたとされる言動など「教育上不適切」とされた内容の一部は、言動そのものがなかったと反論。ダンベルを投げたとされる行為や、大会で結果を出せなかった部員から旅費の一部を徴収したとされる言動などに関しては、准教授の説明や現地調査の内容が反映されておらず、「結論ありき」として事実認定の在り方自体を問題視している。
コーチは自身の発言の責任を部員に押しつける不適切な言動があったと認定されたが、コーチの申立書では、ハラスメントとされた部員とのやりとりは存在せず、事実誤認であると主張している。
松山大の内部規定では、異議申立書の内容を精査し、再調査の必要があると判断すれば、再度調査委員会を設置して調査する。